KataGo棋譜検索システム - 操作ガイド

棋譜フォルダに入っている katago-rating-games の中から棋譜を検索するためのツールです。

碁盤の左側にある棋譜リストから棋譜を選択すると閲覧できます。ホイール操作で前後に手順を進めることが可能です。

KataGoエンジンの形勢判断が背景の色で表示されます(グレーは互角を示します)。
これは最後に着手した側のエンジンの判断です。例えば、最終手マークが白石についている場合、背景の色は白側のエンジンの判断を示しています。

基本操作

編集モードでの操作:

検索機能

「検索」ボタンをクリックすると検索が開始されます。

棋譜データが多いため読み込みには時間がかかります。検索ボタンの上のスライダーで読み込む量を指定できます

また読み込み中にESCキーを押すことで今まで読み込んだ棋譜のみですぐに検索を開始できます

棋譜リストボックスの下のスピンボックスは、棋譜を選択した際に何手目から表示を開始するかを設定します。

検索結果の下のスピンボックスは、検索結果の棋譜を選択した際に、マッチした局面の前後何手目を表示するかを設定します。

「除外検索」ボタンは、現在の検索結果を除いた全ての棋譜から検索を行います。

「絞込検索」ボタンは、現在の検索結果の中からさらに絞り込んで検索を行います。

「厳密検索」について

純粋にその局面が登場したかを判定するモードになります。

「反転検索」について

手順検索

1〜9までのボタンは、石に番号を振り、その出現順を指定して検索することができます。

手順検索の注意点:

グルーピング機能

A〜Dまでのボタンは石をグループ化し、そのグループ内のいずれか1つの石がある局面をマッチさせることができます。

検索テクニック

★◇★ こういう時はどうやって検索する?

例1:【黒星、白カカリのあと、どこかにハサんだ局面を検索したい】

ハサミの候補位置全てに黒石を置き、それらをグループ化して検索します。

グルーピング機能のスクリーンショット

※画像は開発中の画面です。現バージョンとは違うかもしれません。

例2:【ある局面で、次の一手が打たれなかった局面を検索したい】

  1. まず、次の一手を打った局面を検索します。
  2. そのあと一手もどして、「除外検索」を実行します。

このようにすれば、ある局面で、次にその手を打たなかった棋譜だけを効率的に抽出できます。

例3:【抜き跡を含む局面が検索できない・・・】

例えば以下のような局面ですが、手順中、黒石が1個白に取られています。 グルーピング機能のスクリーンショット その場合は編集モードで以下のように取られた場所の黒石を追加した状態で検索してください。 グルーピング機能のスクリーンショット

抜き跡にさらに着手したような局面の検索は「厳密検索」をご利用ください。

SGF取得

★☆SGF取得機能☆★

複数選択されている場合、それらを全てマージしたSGFがクリップボードにコピーされます。

保存ボタン: 次回起動時まで【save】フォルダ内に、sgfファイルとして保存します。ファイルとして利用したい場合にご活用ください。

自動再生

★★自動再生機能★★

自動再生のチェックを入れると、選択した棋譜を自動で再生します。

スライダーで一手ごとの待ち時間を設定します:

  1. 1番目のスライダーで、基本待ち時間を設定します(100ms 〜 10000ms)。
  2. 2番目のスライダーで、各エンジンの形勢判断の差が大きいほど待ち時間を延ばします(0ms 〜 10000ms)。
  3. 3番目のスライダーで、直前の手との距離が遠いほど、待ち時間を延ばします(0ms 〜 10000ms)。

1手ごとの待ち時間は、これら全てのスライダーの値を合計した値になります。

レイアウト変更

☆☆★★ レイアウト変更機能

操作中、レイアウトがおかしくなった場合は、area.varファイルを削除するとリセットできます。

注意事項